夜は飲みつつ料理三昧(禁酒やめた)


34歳兼業主婦出版系
by tokyo_ao
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本文再校戻し

 最近、自分が生き物として間違っているのではないかという気がする。

b0023749_17595855.jpg AM5時、ゴミを持たぬままゴミを出そうとして家を出る。なにしにいくの。
 顔を洗おうとしてメガネをかけたままである。手と耳が痛い。

 同一時間帯、「計基盤」の基→器とか、けっこうどうでもいい誤植を拾う。これって読者だれか気づくの? すごいな職業的くんれんて! ていうか人がわからないよ。いや「人」じゃなくて自分が。

 ……どうでもいい誤植といえば、昔、念校まで取った単行本のデータ流用、文庫化しかも念校をご丁寧にもやらせていただいた。
 「もう叩いても埃しか出ないだろう?」と思いつつ真摯に校正をしてみたら、「振りかかる」の振→降だけ、赤が入った。他動詞と自動詞の違いっす。

 担当のDさん、首を斜めにして、十数秒間かたまってらっしゃった。これがOKなら下版す。直すかどうかためらってらっしゃったのだと思う。正直、私の適性がわからない。
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by tokyo_ao | 2005-09-30 09:11

泣くなよ、みんな

 仕事が納期までに終わらないと、「手を抜こう」という発想が出てきますね(←当然)。

 そういう意味で、いま実に魅力的なゲラがこの手に。
 大S先生の担当編集者、Dさん手ずから執筆の原稿だったり(cf.6月15日のブログ)。

 いやーさすがは元校正者の原稿、誤植は少ない、体裁・表記の統一は取れてる、ストーリーに重大な破綻もない、いいじゃないですかこのまま行っちゃいましょうDさん。

 1日に3本から7本ほど、お電話をいただくが。

 「ココの台詞、どうやって繋げたらいいんでしょうか」
 「動詞の表記の統一って、どこまでやったらいいんでしょうか」
 「2章の時点でコレほのめかしたいんだけど、どうしたらいいんでしょうか」
 「ぼく主人公の死を直接表現してないわけですけど、なんか一言あったほうがいいんでしょうか」

 ……あぁ。手なんて抜けません、サンタマリア。

b0023749_14383873.jpg これらの電話を、沖縄のビーチでも受けるのかと思うとちょっと愉快だ。
 そう、ホントは青焼き戻してなきゃいけないスケジュールだったが、原稿が遅れて私の旅行ともカブった。
 
 昨日3本目のお電話。

Dさん 「6時ごろゲラ出ますからね、いなくならないでくださいね」
私   「いなくなりませんて」

 ……あのさ、ご自分が失踪したいと思ってらっしゃるから、そうゆう発想が出てくるでしょう。

Dさん 「Aさん(←私)いなくなったら、ぼく泣きますからね」
私   「泣かんでくださいよ、そんなことで」
 
 いや泣いてもいいんですけど、だって、その声をどこで張り上げてらっしゃるのだ。なんか電車の音が聞こえる。
 でっかい男の子が駅のホームなんかで「泣きますからね」とか叫んじゃだめだ。

b0023749_14385512.jpg ……はじめてのご本を出す寸前の人って、こっちの想像もできないほどナイーブになっちゃってたりする。
 もう何年も前、初歩的で重大なミスを犯していた新人作家さんに、ちょっとだけお説教をした。
 なにもキツく咎めたわけじゃない。淡々と正論を述べただけだ。

 もう40の坂も見えようといういいおっちゃんが、本当に涙をこぼしそうになって、しゅーんとなって。
 あんまり傷ついた顔するから、こっちも傷ついた。
 いいとこ探して褒めて、一生懸命気分の引き立つようなこと言って。
 あのときは、なんとかもう一度笑ってもらえたけれど。
 もうあんなバカな真似は私はしないんだ。
 
 ……ここで問題なのは、はじめての本を、私自身も入稿前という事実だな。署名原稿じゃないけどさ。
 
 ヒトの原稿リライトしてる場合じゃないというか、むしろ私にも私みたいなヒトが欲しいんだけど、それっていったいどうすりゃいいんだ。
 
 ……まとめると、自給自足か。
 ち。
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by tokyo_ao | 2005-07-16 11:24

「18禁コンビ」②(鍛える)


b0023749_23535557.jpg 「18禁コンビを鍛える会」というのが、唐突に発足した(会長:けいちゃん)。
 駆け出しの漫画家にとって、エロがOKかどうかはなかなか重要な問題であるらしい。
 と、高校生だった私はおぼろげに分からされた。

 しかし、けいちゃんの同居人で仕事仲間だったあっちゃんを鍛えるのはいいとして、単なる知人の高校生(私)をついでに鍛えるのはいかがなものか。ていうか、私はこのとき17歳なんだから、18禁(しかも作るがわ)がOKなようにしつけたらダメでしょう。

 言いたいことは色々あったが、けいちゃんが遊びや冗談ではなく、本気であっちゃんを心配していることはよく分かったので、黙ってお姉さまがたのゆうことを聞くことにする。

 「絵だけは勘弁してください」という私の要望と、「文章だったらまだ何とかなるかも」というあっちゃんの意見が容れられて、「18禁コンビ」第一の課題は「エロをテーマにしたリレー小説」となった。
 ちなみに、第二の課題は「原作:18禁2号(私)・作画:18禁1号(あっちゃん)によるエロ漫画、ハードなやつ」だった。幸い実現しなかった。

 ただね。
 よく考えてみるまでもなく、エロを鍛えるんだったら、ちゃんとエロが書ける人とリレーしなきゃダメです。
 お互いテレちゃって、踏み込めなくて、たしか5回目くらいまで「エロをテーマにした、えっちシーン抜きのリレー小説」になってしまった。これはこれで疲れた。
b0023749_2354714.jpg

 会長のけいちゃんが激怒したので、立場の弱い私のほうからエロくせざるを得ない。
 しかし私が先輩がたの手前、一生懸命エロくしなきゃエロくしなきゃと身を捨てる勢いで頑張ったというのに、あっちゃんの番になると、あえぎ声ひとつ聞かれない展開に(←このヘタレが!)。

 いや、最初は私も恥ずかしかったから、えっちシーンの手前まで引っ張っといてからあっちゃんにバトンを渡すとか、定番のヘタレをやったけど(やりかえされた)、だんだん本気で心配になってきたのだ。
 だから最後のほうはもう、独りできちんとエロくして、いちばん盛り上がったところで「ここからならイケるだろ!」、ってヤケクソのよーな勢いであっちゃんに回すんだけど、……回想シーンを挟むなよ、あっちゃん先輩。

 呆れたけいちゃん、「18禁コンビを鍛える会」部外者のかたがたの意見を訊く。
問:「これは一応テーマ小説です。さてそのテーマとはなんでしょう?」
答:「……じらしプレイ?」
正解:「Qちゃん(私)にあっちゃんが恥ずかしい思いをさせる罰ゲーム」

 ……そう、私が恥ずかしいだけであった。
 しかも「Qの文章は、寸止めのエロさのほうが良かった」とか、冷静な意見を訊いてもないのに言うひとがいて真剣にへこんだじゃないか。

 でも一番恥ずかしかったのはね。
 実はこの「リレー小説」を渡すときだった。
 そう、ブログもメールもないころだったから、ぜんぶ手渡し。

 これは、あっちゃん先輩が悪い。
 あっちゃんにしてはエロい回があったんだけど、よっぽど恥ずかしかったのか、帰る間際になってダーッと走ってきて真っ赤な顔して私に封筒を押し付け、
 「誰もいないとこで読んでね!」
 とだけ叫んで、逃げた。

 次から私も恥ずかしさが伝染して、なんか、渡そうと思うと手にへんな汗をかくし、またその手で渡すときあっちゃんと手がぶつかっちゃったりして(あっちゃんも、そこでテレるな!)、もう何やってんだかわかんなくなってしまった。
 周りは笑った。

 18禁コンビ、いじられキャラ化だけが進行。
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by tokyo_ao | 2005-05-21 12:23

キングオブバカ

 バカ兄弟の話をしたら、あまりにバカなので気分が悪くなった。
 こういうときは、明るいバカを思い出そう。
 バカ兄弟のほう、バカ話で片付けるにはやや重いテーマであったことに書いてから気づいた。私もたいがい毒されてる。

b0023749_2249337.jpg 中央線L駅から半径5キロメートル以内で「バカ」と言ったら、たぶん今もZちゃんを指していると思う。

 思えばこのバカとの初対面、初めてかけた言葉は「バカッ!」だった。
 というと私がひどい人間のようだが、謝られるべきは当然私だ。

 私がときどき遊びに行っていたツーリングチームでは、冬の夜、よく河原で焚火をした。
 木ぎれを集めて、バイクからガソリンをちょっと抜いてかけるんだけど、Zちゃんにはそれがとてもカッコイイことに思えたらしい(←これはあとから聞いた)。

 あのナイトホーク750が発売されたころ。なんと先輩のなかに乗ってきてる人がいると。
 みんなで見に行ったので、焚火の番をする人がいなくなった。気がついたら火が消えかけていたから焚火のほうに戻っていくと、向こうから、誰かがバイクを押して歩いてくる。
 
 私と同い年くらいの男の子で、目が合うと「いいよ、おれがやるから」という仕草でニコッとした。なかなか感じのいい子だなと思って見ていると、彼のあとから、なぜかチームのリーダーが血相変えて全力疾走してくる。

 バイクを押して焚火の前まで来た男の子が。
 
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焚火の上に、バイクを傾けて、そのままガソリンをかけた。

 「バカッ!」

 私は叫んで駆け寄ろうとしたが、

 「来るな、伏せろ!

 リーダーに適切な助言をいただいたので、今も元気に生きている。
 私のおでこの小っちゃなアバタは、このときの爆風でめり込んだ、D川の砂利の痕だ。
 
 近くに置いてあった予備のガソリンや薪から、あと2つの焚火に引火したあげく、川辺のススキ野原にも火がついて、消防車3台が出動する騒ぎになった。Zちゃんは大事を取って病院に運ばれたが、爆発の直前にリーダーが引き倒してくれたとかで、翌週会ったときはぴんぴんしていた。
 こうのたまった。

 「お、Q(←私)だよね? 髪、切った?」

 おまえが燃したんだバカ。

 追記:書き忘れてた。こんとき燃えたバイク、しかもZちゃんのじゃなかった。
 南無。
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by tokyo_ao | 2005-05-16 19:17