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夜は飲みつつ料理三昧(禁酒やめた)


34歳兼業主婦出版系
by tokyo_ao
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同い年の美容師さん/寝た、寝た、寝た

 9か月ぶりの美容院。「次は春には来てください」と念押しされる。

 5年くらい前からお願いしている美容師さんには、同い年の親近感がある。たしかあっちが4日お姉さん。
 昨年結婚されたばかりの新婚さんでもあり、「ピーコックは高級スーパーか」「池袋発で、地元では浜町と水天宮にあるチェーンの八百屋がアツい」など、ことさら主婦トークになる。

 そんなことを毎日しゃべっていたら飽きるのだろうけど、平生しゃべる相手がいない話題だから新鮮なのは、さいきん店長からマネージャーへと昇進された彼女にしても、同じなのかもしれないという印象を受けた。

 ちょっと幸せ太りをされたかなあと思ってたら、自分でも気にしてらした。
 以前に早く子どもが欲しいと言っていたこともあるから、こんど春に会うとき、「私も34歳で4、5kg太ったと思ってたら妊娠したから、そういうことなんじゃないか」という話ができるようになればいい。

 今の状態は中途半端きわまりない。
 明後日に行く病院で胎芽の心拍を確認できたら、それ以前は15~20%である流産率が、統計上は5パーセントにまで下がるという。
 と、いうことは、現に妊娠検査薬で陽性を確認して、超音波撮影で胎のうをその目で見たあと、「残念でした」となるひとがけっこうな確率でいるということだ。

 ひとむかし前、「おかしいなあ」「気のせいだったかなあ」と思うしかなかったころは、「自然現象」で済んでいたのかもしれないけれど。
 あれこれ考え合わせると、今の状態は、むしろ妊娠していると言っては過言ではないかとさえ思う。

 こんなに眠いのにね。
 4時間かかった美容院でうとうとして、帰りの電車でまた寝て、帰宅後18時過ぎから3時間も寝ちゃったと思ったら、次に目が覚めたのはさらにその2時間後だった。で、3時間後にはまた寝始めて朝まで起きなかった。
 私に昼寝の習慣がいっさいなかったことを、いちおう書いておく。

# by tokyo_ao | 2009-10-24 12:40 | つれづれ

仕事の谷間/妊婦の行ける喫茶店

 18:30、不意に仕事が途切れた。稀なことで、どうしていいか分からず、とりあえず家人に連絡を取ると、
 「何か月ぶり?」
 と訊かれた。覚えていない。もしかしたら、月ではなく年のスパンかもしれない。

 「これが終わったら急ぎの仕事はないな」とは、無論思っていた。思っていたけど、金曜の午後なかんずく夕方以降は魔の時間帯だ。

 版元様より、大定番の「今(金曜夜)お渡しして月曜の午前中に頂けないか」に始まり、「ゲラが出るのが明日(土曜)になってしまうがどうすればいいか」、「土日は御社はお休みとうかがっているがやはりそうか」など、取りようによっては恫喝とも取り得るようなお電話がある。

 「これ終わったら帰れる、明日はお休み~」と舞い上がっていたら、これらのお電話をにこやかには受けかねるはずで、そんな事態を防ぐには、心に麻酔を一本射っとけばいい道理である。

 というわけで、今週末は、ほんものの土曜日でほんものの日曜日だ。先週も先々週もみっちり仕事があった。その前の週は違ったけど、ごろごろしてたら家人に、
 「こうやって過ごすの、久しぶりな気がするなあ。なんでだろ?」
 と言われた。いやん風向きが怪しいわ、と思っていたら、
 「あ~、(ヨメの私が)ずっと仕事ばっかしてたからだ!」
 と、自ら正解にたどりつかれた。

 愚痴っているわけではない。
 「だから今日18時半に帰るからって、いっさい後ろめたく思うな!」
 と言っている。

 それにしても急に気温が下がった。だからといって、仕事中脚が冷えるのには閉口した。
 だってまだ10月だろ!?
 今まで真冬だって、膝かけの類いなど使ったことがないこの自分が、ジャージ出してきて下腹部から腿をつつんだり、している。週末に潔く買うか、人生初膝かけ。

 はたまた喫茶店に行こうとすれば、ドトールのホットドリンクは全品もれなくカフェイン入ってることに気づく。まあ、コーヒーショップだしなあ。といってもスタバにはディカフェがあるが、もともと私だって、堂々とタバコを吸えるからこそ通ってたドトールだ。そういう店じゃないよなあ。
 面倒な話だが、半年前の自分と今の自分とは、別人と思っていこう。

 イチオシはフレッシュネスバーガー。カフェインレスの中で選択肢が存在するうえ、ホットドリンクでいちばん安価なのが「ベジタブルスープ(280円)」なのも素敵だ。行けない店じゃなくて、行ける店という視点で考えていこう。

# by tokyo_ao | 2009-10-23 18:42 | つれづれ

どきどきランチミーティング/イヴリー・ギトリスの世界

 社長から数か月ぶりに「あしたどう?」と言われて丸1日、ちょっとどきどきしてた。

 この2週間弱、残業してない(持ち帰る)、自転車通勤してない、ズボン穿いてない。なにごとにも消極的(と自分では思っている)。加えて以前よりこの女性社長は、嫌味にならないよう気遣われつつも「子どもは……?」と小さく口にされたことが、しばしばある。
 妊娠がバレてたときの対応は、いちおうシミュレーションしといた。

 ぜんぜん違った。かますらかけらんなかった。これなら平気だから、もう安定期まで黙っとくことにする。

 そんなこんなでお昼に小一時間を費い、夕方はコンサートを聴きに6時上がりときちゃ、いくらも働けないよ弱ったなと思いきや、やっぱり行ってよかった。いろいろ思うところの多かった頭と心を心地よくマッサージされるかのような演奏で、久しぶりに何も考えないことができた。誘ってくれた家人に感謝。

 ギトリスのソロはあまりに奔放で初めはびっくりしたけれど――のっけからびっくりさせてくれるソリストというだけでもたぶん稀少だというのは後付けの理由で、たちまち引き込まれた。ヴァイオリンの演奏を聴かせてくれたというより、八十有余年彼の見てきた、知悉している世界の一角を、音楽を通して覗かせてくれたような時間だった。足もとが揺らぎ、絶妙な酩酊感とともに異世界に伴われてゆくような。

 十月革命のたった5年前に生まれて7歳で初のコンサートを行ない、12歳でパリ音楽院を首席で卒業したという(同期の大人は立場ないよなあ)逸話をはじめ、世代も言葉も何もかもが懸け離れた人の歴史を、しばし旅することができたのは、音楽の力のおかげに違いない。

 そうやって思いを遠くに飛ばしながらも、小さなことでくよくよする。
 今までコンサートの始まる前や幕間には、家人とワインか何か楽しみ、終わったら終わったで遅い夕飯をというよりお酒とおしゃべりを楽しんでいた。

 それはもう過去形で書かれなければならないのかな。つまんないやつと思われたら悲しいことだな。あの時間は失ってしまって本当にいいのかな。今が幸せだから余計なことを考えるのだろうけど。

# by tokyo_ao | 2009-10-22 10:17 | つれづれ

ヨクイニンの怪

 「ヨクイニン」ってなんのことだっけ。
 昨日ぐらいから気になってた。

 たしか漢方薬の一種だったと思うが、それ以上のことは分からない。
 もっと分からないのは、どうしてそんなことが気になるのかだ。基本どうでもよくね?

 ……浅野いにおの『ソラニン』を、もっぺん読みたいと思ってたこととは関係あるのかな。
 いやいや、ソラニンの「ニン」って、シアニンとかストリキニンの「ニン」だろ。漢方薬だっつってんじゃん。
 むしろ杏仁豆腐の「ニン」か。種子。
 そこまで考えてもまだ思い出せない。

 しぶしぶググった。
 ハトムギの種子のことだった。そう言われてみればそうだったかな。

 補足として、大量摂取すると流産しやすくなるという説があるんだそうな。
 ハトムギ。はとむぎ? 私が常飲してるのって、麦茶は麦茶でも「発芽はとむぎ茶」。
 えええええええええ!

 すごいな、人間の記憶力って。この情報はいつかどこかで視界に入ってて、覚えてないけど私の中にあったんだな。
 で、なんで「ヨクイニン」ってキーワードにしたのか、これは腹に向かって訊いてみたりする。

 麦茶って良い意味で、毒にも薬にもならんもんかと思い込んでたよ……。

# by tokyo_ao | 2009-10-21 12:27 | つれづれ

ラノベの新人作家さん/初期症状に馴れてきた

 ライトノベル系新人賞の痛ましさは、受賞者の世代のなかで23、4歳という層が極端に少ないことにある。21、2歳を過ぎたら、あとは25歳以降にスキップしている場合が多い。
 23、4歳――執筆段階で22、3歳の文系青年たちは、我が身の振り方で手一杯なのか。

 日本では徴兵されることがないから、社会における通過儀礼的な側面を、企業による新卒採用が代行しているという説がある。この説に基づけば、就職しそこねることは即ち社会の一員になりそこねることであり、当人にとって一大問題となるのは無理もないところだ。
 「内定取消」問題が何故しばしば悲愴な論調で語られるのか、四年制大学に5年半いて就職活動したことのない私にさえ、この説に基づけばおぼろにだが解ってこようというものである。

 だからといって、23、4歳の受賞者の、この少なさはどうなのかな。書き手に余裕があれば書かれる、というのがライトノベルの本質なのかな。余裕がないときほど生み出される種類の文章もあるはずだけど。

 25歳の新人さんを驚かせないように、丁寧にゲラに手を入れながらそんなことを思う。この新人さんのブログをチェックしたら、読んだ本とやったゲームのことしか、ほとんど書かれていないのだ。
 そのようなブログであると決めているのならそれでいい。ただ、たまに外出したときには、その旨が書かれている。
 私はきみが心配だ。

 昨日あたりから急に日中の眠気が去り、半透明の膜を隔てて世界に接しているような感じも消えてきた。そのことを、昨日はありがたいと思っていたが、今日になるとむしろ当然と思えてきた。どっちにしても、すぐ馴れるんだな。

# by tokyo_ao | 2009-10-20 13:53 | つれづれ